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サッカークラブ名で覚える!世界各国の首都名

サッカークラブ名で覚える!世界各国の首都名

サッカー 世界地理 小・中学生向け

世界各国の首都に必ずと言って良いほどプロのクラブチームが存在しているスポーツは、世界広しと言えどサッカーくらいのものでしょう。なぜこれまで世界中にサッカーが広まったのか。それは18世紀後半にイギリスをきっかけとし西欧諸国から始まった産業革命が大きな要因と言われています。産業革命の時代に立ち上がった企業はまたたくまに巨大化し、さらに大規模な原料供給地と市場を求めて植民地獲得に向かうこととなります。

欧州諸国の植民地支配は17世紀頃から行われていましたが、産業革命以降は"自由競争"のもとに、工業製品などの原料や労働力を安価に獲得し、さらにはその製品を独占的に売りつける市場としての植民地獲得を目指し、競争は激化。南北アメリカ大陸やアフリカ大陸、そしてアジア諸国がその標的となり、またこれらの地域にとってはテクノロジーや文化、またサッカーも含む娯楽の流入に伴い、世界中でイノベーションが起こりました。但し、このような「植民地支配」には負の側面もありましたので、そちらに関しては改めて、別の記事で取り上げる予定です。

なおこちらの記事はタイトル通り「各国の首都名を冠したサッカークラブを通して、首都名も覚えてしまいましょう!」という趣旨になります。基本的には各国のサッカークラブ名のリストが並ぶだけで細やかな解説は行いませんので、タブレットやPCのディスプレイから画像を眺めたり、プリンタで印刷(こちらでA4サイズ印刷用のPDFを配布中)したものをトイレの壁に貼るなどして、「この国にはこんな名前のクラブチームがあるんだ!」「このクラブのエンブレム、面白い形をしているなぁ〜」といった感じで、みなさんそれぞれで楽しみながら覚えていただければと思います。

ヨーロッパ編

まずはサッカーの本場、ヨーロッパ地域からです。今回ですが、例えばイギリスのように"ロンドン"の名を冠する著名なクラブが存在しない場合は、下部カテゴリーに属するアマチュアクラブをリストアップするなどしていますので、厳格な基準は無く曖昧に選出しています。その点は予めご了承ください。なおUEFA所属の幾つかの国(ジョージアなど)が後述するアジアの括りに入っていたりしますが、今回はサッカーの文脈ではなく、あくまで国連が定義する「世界地理区分」に沿ってドキュメントを作成しています。

アフリカ編

続いてアフリカ地域です。人によってはあまり馴染みのない国名や、聞いたこともない首都名が並んでいるかもしれません。ただ、サッカークラブ名から「このチームは"オリンピック"とついているから、過去にフランスに支配されていたのかな?」であるとか、「ベンフィカの意匠を使っているから、きっとポルトガル語も使っているのかも!」などの気づきを得ることができるかと思います。また特殊な例として、南アフリカには3つの首都(ケープタウン/ブルームフォンテーン/プレトリア)があったりもします。なぜ首都が3つもあるのか気になる方は、歴史的な背景も含めて調べてみると良いでしょう。

アジア編

次は日本を含むアジア地域です。アジアは面積としても広大で、多様な人種と文化で構成されているためか、サッカークラブの名前やエンブレムのデザインもそれぞれ非常に個性的なものが多いです。

オセアニア/北中米/南米編

最後にオセアニアと南北アメリカ地域です。こちらは対象となる国とクラブチームが他地域と比べて少なかったため、ひとつにまとめています。なお2022年のワールドカップで優勝したアルゼンチンですが、首都ブエノスアイレスには多くのサッカークラブとスタジアムが存在するものの、"ブエノスアイレス"を冠したサッカークラブは1つとして存在していないようです。

まとめ

以上、のべ200のサッカークラブをリストアップし、各国の首都名にサッカーを通して触れていただきました。将来的に、みなさんが世界中の様々な国や地域に訪れることがありましたら、実際にその地域のサッカーの試合をスタジアムで観戦して、世界中のサッカークラブの「温度」を体験してみてください。サッカーをきっかけに、みなさんの世界をどんどん広げていきましょう。