2024.08.29 written by SPLYZA Inc.
株式会社SPLYZAと大阪社体スポーツ専門学校は令和5年10月に包括連携協定を締結し、同校において映像振り返りツール『SPLYZA Teams』及び動作解析アプリ『SPLYZA
Motion』を活用するだけでなく、教育プログラムの作成や授業カリキュラムの構築においても連携・協力を進めています。
今回は令和6年度前期に行った「動作分析」の講義についてご紹介いたします。4月〜7月の期間において、弊社スタッフが講師として90分x12コマを担当し、SPLYZA
Teams/Motionを活用した分析の実践・アナリスト活動についての講演・課題研究を行いました。
1.「立ち幅跳びにおける腕の振りが記録に及ぼす影響」
2.「野球の投球動作における経験者と未経験者の比較」
3.「サッカーのキック動作における条件設定ごとの飛距離と関節運動の比較」
4.「バスケットボールの試合におけるオフェンスの分析」
最終日
7月9日(火)に研究成果の発表を行いました。時間は質疑応答を含めて10~15分ほどでしたが、各グループが自身の興味・関心に基づき、限られた時間の中で精一杯準備してきた内容を発表することができました。質疑応答では学生同士の意見のやり取りも見られ、今後の活動につながる取り組みであったように思われます。
講演資料の抜粋①
講演資料の抜粋②
アナリストとしても活動する弊社スタッフ2名が実際の活動についての講演を行いました。学生の方々にとっては分析の定義や目的はもちろんのこと、具体的な流れや組織内での役割分担、隠れた苦労までを知ることができる機会となりました。終了後のアンケートでは新しい気づきや今後の活動についての楽しみが伺える内容が多く見受けられました。
▼講演アンケートの抜粋
SPLYZA Teamsを活用した分析の実践
各競技の構造・分析の基本について学んだ後に、ハンドボールの試合を教材として分析を行いました。自分たちでタグ付けをしたデータからオフェンスについての要素を分解し、発見した課題とその要因及び解決方法について考えることができました。
SPLYZA Motionを活用した分析の実践
サッカーのキック動作、バスケットボールのシュート動作、野球の投球動作等を撮影し、SPLYZA Motionを活用することによる課題の分析を行いました。スティックピクチャ及び数値化によって課題を具体的に示し、お互いのアドバイスによって運動改善を行うという取り組みです。学生の方々はテクノロジーを活用した運動指導に新鮮さを感じているようでした。
▼研究活動について
▼「動作分析」の講義について